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haruuo2.exblog.jp パソコンイラストのブログです。 最近は老母の介護ブログみたいになってきました・・・
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2007年 02月 18日
![]() 二千円の廉価版ソフトとしてはかなり使えるグラフック・ソフトの「ペイントグラフィック」が、2月2日から「Paintgraphic2」として発売されました。これまで特に大きな不満もなく使っていましたが、改良して欲しい点の一つであるカラーピッカー(色の作成)が少し大きくなっていたので、多少の期待も込めて新たに購入し試してみました。 Windowsの「ペイント」に比べるとかなり複雑でツールが沢山あるので、この手のソフトに不慣れな方は慣れるまで大変ですが、グラフィック・ソフトとしては割とバランスがとれて使いやすいと思います。 これまで使っていた人であれば特に違和感なく使えますが、試してみたら悪くなってしまった点も幾つかあってちょっと残念でした。 結論から先に言うと、前バージョンを持っている方には必要無いでしょう。 特に目新しい機能もありませんので。 ●ツール・ボックス: (新旧比較・ほぼ原寸大↓) ![]() Paintgraphic はツールボックスが一まとめになっていて使いやすいだけでなく、上のツールバーの矢印をクリックすると上や左右に収納できてマウス・ポインタを当てた時だけ現れる――という使い方もできるので、画面の狭いPCにも有効です。 ツールが一つ一つバラバラのソフトは使いにくいですからね。 このソフトは起動が早いのも特徴の一つでストレス無く開けます。 Photoshop Elements みたいに起動が遅いとどうも使うのが面倒になりますしね。 これまでは別ウィンドウだった「フィルター」(画像にモザイクとか色んな効果を付けるもの)がツール・ボックスに入ったので、画面はスッキリしました。 「ツール」と「フィルター」では別画面になります。 ●ブラシ・ツール: ![]() 今回の改訂版で一番残念だったのがブラシ・ツールの改悪でした。 新旧のウィンドウを見れば一目瞭然ですが、ブラシの配列が一列になって見づらくなりました。 初期設定では縦二列の12通りしかありませんが、右クリックして「ブラシ登録」とすれば何十通りにも増やせますから、これまで通りロットリングみたいに1ピクセル増しで太くしたブラシを並べておくこともできます。 ブラシの形状は丸のみで、1~5ピクセルまでは四角で、形状の設定はできません。 カスタム・ブラシに斜めや点線などがありますが、あまり種類は無いです。 それからブラシの太さを可変するスライダーは結構大きく使いやすかったのが、これも廃止されて数値で可変するタイプになりました。 でもこの手のものは使いづらいです。 ●ブラシの濃度:ブラシの設定には「太さ」の他に「ステップ」と「濃度」があります。 ステップは小さな点のつながりで、数値を小さくする程なめらかなつながりになり、大きくすれば点がばらまかれた様になります。 デフォルト(初期設定)ではステップが25、濃度が50 に設定されていますが、これだとぼんやりした輪郭の線になりますので、濃度を上げればクッキリした線を描けます。 好みの線を作りましょう。 現在使っているブラシ(枠で囲まれているもの)は、設定した数値が記憶されます。 ●筆圧感知機能: ![]() Paintgraphic2 はペン・タブレットの筆圧感知機能に対応していますので、強弱や濃淡を付けた線が描けます。 「筆圧」の「透明」と「縮小」にチェックを入れて使いますが、透明=濃淡、縮小=強弱とした方が判りやすいでしょう。 英語のソフトウェアを翻訳したツールって、大抵こんなものです。 上は絵の具の濃度を「不透明度」のスライダーを使って薄くしたもので、下側は濃度 100%です。 ●カラーピッカー: ![]() 色を並べた「カラーパレット」の他に、自由に色を作れる「カラーピッカー」も選べます。 この他にグレーもありますし、グラデーションも作れます。 RGBは Red Green Blue の光の三原色で、PCのディスプレイ上で色を再現するのに使われます。 HSVは色相・彩度・明度で色を作るやり方です。 右にある縦のスライダーは H (色相)になっていますが、上にある S (彩度)や V (明度)をクリックすると好みのものに変えることができます。 Windowsタイプのカラーピッカーに慣れている人はHSVを選んで、上のH.S.V.の「V」をクリックするとほぼ同じ感じで使えます。 HSLは色相・彩度は同じでも、明度(Value)の代わりに輝度(Lightness)が入ります。 このHSLは今回新しく加わったもので、この形のピッカーは「Painter」や「Pixia」などで使われているけど、慣れないとやりづらいですね。 こちらも縦のスライダーは上の S や L をクリックすることで変えられます。 Windows標準(「ペイント」など)はこのHSLですが、形が違いますね。 Windowsでは L を「明るさ」と訳しているのでややこしいです。 RGBやHSLなどの用語は→ CGとデジタル用語辞典【2D】 どれでも作った色は左のパレットに表示され、9色まで履歴が保存されます。 下の小さな白黒をクリックすると白黒の基本色に戻るのも便利で、グレーなんかは黒の明度を上げれば作れますしね。 サイズが少し大きくなったので多少使いやすくはなりました。 色を作る四角い空間をカラーフィールドと呼んでいますが、その左下に小さく「登録」と「スポイト」ボタンがあります。 「登録」は選択した色を「カラーサンプル:ソリッドカラーパレット」の末尾に登録します。 「スポイト」は画面上の任意の場所をクリックすると、その色が選択されて「描画色ボックス」の中に入ります。 Windowsの「ペイント」と違ってクリックした状態が持続しますから、その後ブラシなどを選んで色を塗ります。 写真の修整をする時にも便利なツールです。 ●レイヤーについて: ![]() レイヤー(階層)は慣れないと面倒に思えますが、使い慣れると便利なツールです。 ペイントグラフィックの場合はマスキング・ボタンがあって更に便利ですし、各層で透明度を変えられますから、かなり色んなことができます。 レイヤーを使う場合のコツは、新しいキャンバスを開いたら、その上に「新規レイヤー」を一枚かぶせてから描くことです。 そうすると下に別の背景を入れたりするのも簡単ですから。 現在使っているアクティブなレイヤーは枠で囲まれていて、「新規レイヤーの作成」をクリックするとそのアクティブ・レイヤーの一段上に新しいレイヤーが入ります。 ●キャンバスの解像度: ![]() この手のツールを使っていて戸惑うのがピクセルやインチで表される数値です。 ppi (pixels per inch/1 インチあたりのピクセル数) dpi (dots per inch/1 インチあたりのドット数) 1inch≒25.4mm. 要するに1インチ当たりどれくらいのドット数(あるいはピクセル数)かということで、解像度は一般的に 72dpi(ppi) で、数値を大きくすればより細かく出来ますが、デジカメと同じでその分容量は大きくなります。 参考までに、比較的初心者向けのペイント・ソフト「水彩」では、 低 44dpi ・中 72dpi・ 中高 96dpi・ 高 144dpi となっています。 解像度 72ppi の場合、1ミリ≒2.8 ピクセルですから、640×480 pixel というのはミリ表示に切り替えると 226×170ミリということになります。 Windowsの「ペイント」でキャンバスの規定値は640×512 ピクセルで、cm単位表示に変更すると 16×12 cm となりますから、4ピクセル≒1ミリとなって、解像度は約100ppi ということになりますね。 ついでにRGBのビット数: RGBの各色ごとに明るさが調節されることで、様々な色と様々な明るさの色が表現される。表現できる色数は、各色に割り当てられた容量によって異なり、例えば各色に2ビットが割り当てられると64色、4ビットでは4096色、8ビットになると1677万7216色が表現可能となる。 ( IT用語辞典バイナリより) つまり、2ビット=8²色・ 4ビット=8⁴色・ 8ビット=8の8乗色 ということですね。 最近では16ビットというのもあります。 計算できませんけど・・・ 普通の使い方なら「RGB8ビット/チャンネル形式」を選んでおけば良いでしょう。 ペイント・ソフトはどんなに解像度を上げても小さなドット(点)の集まりで、ギザギザのジャギーが出ます。 それがペイント・ツールの持ち味でもありますから、それが嫌な場合はドロー系のツールを使います。 ドロー・ソフトはまた別の使いにくさもあって、一長一短というところでしょうか。 同じく二千円ソフトでドロー・ソフトとペイント・ソフトの両方が使えて3Dなども出来る PhotoImpact7(フォトインパクト7) は最強の廉価版ソフトです。 PhotoImpact11 の古いバージョンを安く販売している訳ですが、この手のソフトに不慣れな方にはすごく煩雑ですからお勧めはしません。 でも使いこなせるならかなりお買い得感のあるソフトウェアです。 使わなければ、たとえ二千円でも宝の持ち腐れですけどね。 ●図形フィル: ![]() フィルというのは内側の塗りつぶしツールのことで、特に私が気に入って使っているのは右にある「ポリゴン・フィル」というツールです。 操作を「クリック」にしておくと文字通りポリゴン(多角形)が描けますが、「ドラッグ」にするとフリーハンドで自由な線が描け、線の始点と終点がつながったところで色面が出来上がります。 これは切り絵や輪郭線の無い形を描くのに最適で、操作を「クリック+ドラッグ」とすると直線と曲線を描き分けられます。 ![]() ●保存画面: ![]() ●ガイドムービー: ![]() ●マニュアル: ![]() 前回のPDFファイルの方がプリントするのもやりやすいと思うのですが、でも廉価版ソフトや付属ソフトは大抵こんなものです。 それでも一通り読んでみると大体のことは判りますので、せっかく付いているものは活用しましょう。 初めての方は読みながらツールを一つづつ試してみると、やり方を覚えられると思います。 ●トリミング: ![]() 今回も手順は同じながら、「ドキュメント変更」の後に「トリミング」が付いて、クリックすると画面が現れます。 キーボードのショートカット・キーでも手順は同じなので一発では出ませんが、多少の進歩というところでしょうか。 画面が小さく表示されるから、かえってやりにくいかも・・・? 今日は久々に絵やペイント・ツールの話題ですが、時間があれば実際の作例などもお見せしたいと思います。 最初の内は旧タイプの方が慣れていたせいもあり違和感がありましたが、最近はこちらの良さも判ってきてずっと新タイプを使っています。 「テクスチャー」や「イメージホース」を使う時に「一覧」表示をクリックすると別画面が開くのも便利で、どんな素材が入っているか判りやすいし選びやすくなりました。 ※昨年1月にやった Paintgraphic の特集記事 はこちら。(+フリー・ソフト特集) このソースネクストの「Paintgraphic」もアイフォーの「The Graphics ペイント」も HYPER KiD インターネットパックというソフトをリファインしたものですから、基本的にはそんなに変わりません。 よく「無料ソフトで良いペイント・ソフトはありませんか?」―といった質問がありますが、たとえタダでも使いにくいソフトを無理して使うよりも、二千円でこれだけのツールが使えるならこちらの方がずっと良いと思います。 もちろん買ってすぐに使いこなせるものではありませんし、ペン・タブレットと一緒に使って初めて機能を発揮できるソフトですが、この値段でこの機能なら文句はつけられません。 このソフトを活用できるかどうかは使う人次第でしょう。
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